■RRDBリターダブレーキ装置の新技術概要 |
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この「RRDB(リレーティブ・ロータリー・ディファレンシャル・ブレーキの頭文字)リターダブレーキ装置」は、従来のブレーキ概念と根本的に異なる機械構造をしており、その基本構造は、「自由回転環状体型ディスク構造」という機構により、摩擦境界面の回転速度を従来のディスクブレーキに比べると、2分の1、3分の1、4分の1等・・・に小さくして、発熱温度を減少し、フェード現象をほとんど発生しないリターダ機能を備えた画期的なブレーキ装置で、長時間の連続ブレーキ使用に耐える優れた特性を備えたリターダブレーキです。
21世紀は、地球温暖化防止技術として電気自動車が必要不可欠ですが、リチウム電池などエネルギー面にのみ注目が集まり、最も重要な『安全面(ブレーキ)』に対する配慮、即ち、電気自動車はエンジンブレーキ(リターダ)が働かないので、安全面に対する配慮がかけています。本発明は、この点にターゲットを当てた新概念のブレーキ技術ですから、大型車であっても、「リターダ機能」が働いて、長尾下り坂におけるブレーキ作動でも安全面が確保されるのです。
RRDBリターダブレーキは、こうした電気自動車の問題点を完全に解決した技術革新によって実用化されました。そして、軽自動車から大型車の全てに使用できる点が「RRDB」の優れた技術です。
本機は、現在、林間採石場での砕石運搬は主にダンプカーが使用されていますが、コスト高のダンプカーに代わり、下り勾配をベルトコンベアで安全リレー搬送するためのベルトコンベア用ブレーキ装置です。下り勾配で使用するベルトコンベアの場合、問題は自走をいかに安全にコントロールすることが出来るかということでした。
この度実用化に成功した自動制御付きRRDB下り勾配専用ベルトコンベアの最大の特徴は、なめらかな制動と低発熱です。そのため長時間連続使用にも耐え、安全性、耐久性、低コストを実現、しかもメンテナンスも容易な画期的ブレーキ装置です。
尚、この新技術は、応用分野が広く、自動車、鉄道車両、航空機、エレベーター、エスカレーター、ベルトコンベアー等、回転系機械全般に使用することが出来るので、国内外に大きな市場が期待されています。
開発元のホンマ科学では、この「RRDB300型リターダブレーキ技術」については、ベルトコンベアーや電気自動車の市場以外に、エレベーター、エスカレーター、鉄道車両、航空機等の「RRDBリターダブレーキ装置」についても研究開発を推進していますが、エネルギー源としては、「燃料電池、水素電池システム」を基本設計として実用化を目指しています。そして、「RRDB付きアウトローターモーターシステム」のモジュールメーカーとして、国内外の大手関連メーカーとの連携を図る一方で、自社に合った世界戦略事業を推進しています。
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