陸上でスキーの走行を再現するという夢を実現したのが、ホンマ科学株式会社が開発したベクトル作動タイヤ「グレステン・ホイール」(国内外25ヶ国特許を取得)です。
このタイヤは、強靭で耐久性に優れたグレステン鋼のディスクホイールの周りに複数分割された特殊構造のポリウレタンや特殊ゴム製のタイヤを組み合わせたもので、タイヤ外周部のブロックの連続作動により、陸上でスキーのようにスライド走行を可能としました。
このグレステンホイールを装着したグランドスキー用具が「グランジャー」で、その走行感覚はまさに雪上のスキーそのものです。
1996年1月7日のオーストリア、セントクリストフで開催された「国際スキー・科学会議」で、北海道女子短期大学・加藤満教授他は、グランジャーの走行性能がアルペンスキーと近似している旨の発表を行い、高い関心を集めました。加えて、すでにオープンしている5カ所の専用ゲレンデで大きなケガが1件も発生していないという高い安全性も大きな特長です。
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