1.
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力学的エネルギーは、すべて熱に変えることができる。これは、熱力学第2法則の別の言い方でもある。 |
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・熱力学の第一法則:エネルギーの保存に関する現象を表したもの。
・熱力学の第二法則:熱エネルギーと仕事のエネルギーの質的相違を表したもの。
・熱力学の第三法則:全ての物質に共通エントロピー(可逆サイクルの状態量・カルノーサイクル)の基準を定めてもの。
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2.
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ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)の質点に作用する力をF、その成分をX、Y、Zとする。力がスカラー関数の関係にあるとき質点がA点からB点に移動するとき、力Fの成す仕事=Ua-Ubとなり、初めと終わりの位置だけで決まり、途中の変化に無関係となる。 |
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(UをFのポテンシャルという)(スカラー:単位を定めれば一つの数値で表現できるもの=質量、エネルギー、温度、長さ、面積、時間、など)
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3.
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クーロンの摩擦の法則=乾燥摩擦については、摩擦力は接触面に直角に作用する圧力に比例し、接触面積によらない。
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注意1 |
動摩擦は運動速度に無関係であるという点が無条件では受け入れがたい現実がある。速い速度においては、動摩擦は静摩擦の半分くらいになるからである。すなわち、遅い速度では摩擦(係数)が大きくなるのである。 |
注意2 |
上記は、経験的に鉄道、自動車などの停止まぎわのブレーキ現象で体験できる。 |
注意3 |
RRDBリターダブレーキの優れた特性は、試作実験モデルで実証されているが、それは、μ・υ・ρ=μ1・υ1・ρ1による。 |
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